[char no=1 char=”まこと(管理人)”]こんにちは!管理人のまことです♪[/char]
「カノンコード」や「カノン進行」という言葉を耳にして、「それって一体何のこと?」「ギターだとどうやって弾くの?」そんな疑問から、このページにたどり着いたのではないでしょうか。
実は、あなたが好きなあのヒット曲も、このカノンコードが使われているかもしれません。
この記事では、「カノンコード」の基本的な意味から、実際に使われている有名な楽曲まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。
以前、友人と音楽の話をしていた時にこんなやり取りがありました。
[char no=4 char=”まこと(管理人)”]クラシックの「カノン」、好きなんだよね~。[/char]
[char no=6 char=”友人A”]わかる!俺も好きだよ。J-POPのヒット曲って、ほとんどカノンコードが使われてるもんね![/char]
[char no=3 char=”まこと(管理人)”]へ、へぇ~、そうなんだ!(カノンコードって何だ…?)[/char]
こんな風に、知ったかぶりで恥ずかしい思いをしないためにも、この記事で一緒にカノンコードについてマスターしちゃいましょう!
カノンコード(進行)とは?その意味を分かりやすく解説
そもそも「コード進行」って何?
カノンコードの話に入る前に、まず「コード進行」という言葉自体を簡単に説明しますね。
コード進行とは、楽曲の骨組みとなる和音(コード)の流れのことを指します。いわば、曲の設計図のようなもので、この流れが曲の雰囲気や印象を大きく左右するのです。
語源はクラシックの名曲「パッヘルベルのカノン」
カノンコード(カノン進行)とは、ずばり、ドイツの作曲家「ヨハン・パッヘルベル」が作曲したクラシックの名曲「カノン」で使われている、非常に美しいコード進行のことです。
正式名称は「パッヘルベルのカノン」と言い、卒業式や結婚式など、様々な場面で耳にする機会が多いので、誰もが一度は聴いたことがあるはずです。
また、厳密には元の曲と全く同じでなくても、そのコード進行を元に少しアレンジを加えたものも、広く「カノン進行」と呼ばれています。
ちなみに「ヨハン・パッヘルベル」の「カノン」については、こちらの別記事で詳しく紹介しています。
カノン(パッヘルベル)の概要や意味とは?楽譜や表記をチェック!
マキタスポーツが語る「悪魔の作曲法」とは
このカノン進行は、聴き心地が良く、日本人の感性に非常にマッチするため、J-POPのあらゆる楽曲に使用されており、ヒット曲になりやすいという特徴があります。
その特徴を、お笑い芸人のマキタスポーツさんが人気番組「やりすぎ都市伝説」で『絶対に売れる悪魔の作曲法』と紹介したことで、一躍有名になりました。その時の動画がこちらです。
ただし、この説には賛否両論あります。特に「カノン進行を使うと一発屋になりやすい」という部分については、多くの反論があります。
後ほど紹介しますが、一発屋どころか、長年にわたり音楽シーンの第一線で活躍されているアーティストも、カノン進行を効果的に楽曲に取り入れているのです。
ギターで弾いてみよう!カノンコードの基本形
基本のコード進行はこれ!
それでは、実際にカノン進行をギターで弾く場合、どのようなコードになるのか見ていきましょう。最も代表的なパターンがこちらです。
もしギターをお持ちでしたら、ぜひこの順番でコードを鳴らしてみてください。どこかで聴いたことのある、心地よい響きが感じられるはずです。
C(ドミソ)の明るい響きから始まり、Am(ラドミ)の少し切ない響きを通り、F(ファラド)で展開し、最後はG(ソシレ)で次への期待感を持たせる…という、ストーリー性のある美しい流れになっています。
ギター初心者の壁「Fコード」の乗り越え方
[char no=2 char=”まこと(管理人)”]実は私も10年近く前にアコースティックギターを買ったのですが、すぐに挫折してしまいました(笑)
原因は、このカノン進行にも出てくる「Fコード」です!セーハが全くできませんでした…。[/char]
「セーハ」とは、人差し指1本で複数の弦を同時に押さえるテクニックのことで、多くのギター初心者がここで壁にぶつかります。
もしFコードが難しくて弾けない場合は、押さえる弦を減らした「省略コード」で代用するのがおすすめです。まずは簡単なフォームでカノン進行の響きを楽しみ、慣れてきたら本来のFコードに挑戦すると、挫折しにくいですよ。
カノンコードが使われている日本のヒット曲たち
「やりすぎ都市伝説」で紹介された名曲
それでは具体的に、どのような楽曲にカノンコードが使われているのか見ていきましょう。
まずは、先ほど紹介した「やりすぎ都市伝説」で「一発屋」の例として挙げられていた楽曲をおさらいします。どれも時代を象徴する大ヒット曲ばかりですね。
- 愛は勝つ / KAN
- それが大事 / 大事MANブラザーズバンド
- TOMORROW / 岡本真夜
- 想い出がいっぱい / H2O
- 大阪で生まれた女 / BORO
時代を彩ったJ-POPの名曲たち
では次に、一発屋ではない、長年活躍されているアーティストの楽曲から、カノン進行が使われている曲を3曲ピックアップしてご紹介します。
探してみると、本当にたくさんの名曲が見つかりますよ。
Love is… / 河村隆一
LUNA SEAのボーカリストとしても知られる河村隆一さんのソロでの大ヒット曲です。壮大なバラードのサビで、感動的にカノン進行が使われています。
出逢った頃のように / Every Little Thing
爽やかで疾走感あふれるELTの代表曲の一つです。この曲もサビでカノン進行が使われており、聴くだけで前向きな気持ちになれるのが特徴です。
恋するフォーチュンクッキー / AKB48
社会現象にもなったAKB48の国民的ヒットソングです。ディスコ調の楽しいアレンジが加えられていますが、メロディの根幹にはカノン進行がしっかりと使われています。
いかがでしたか?ここで紹介した以外にも、ZARDの「負けないで」や山下達郎さんの「クリスマス・イブ」など、数えきれないほどのヒット曲にカノン進行は使われています。
まとめ
今回のポイント
◆ カノンコードとは、パッヘルベルの「カノン」を元にした、心地よくてヒット曲になりやすい王道のコード進行のこと!
◆ ギターでの基本形は「C – G – Am – Em – F – C – F – G」!Fコードが難しければ省略形でOK!
◆ 時代やジャンルを問わず、日本の数えきれないほどのヒット曲で使われている!
カノン進行の意味や魅力、お分かりいただけましたでしょうか?
この「黄金のコード進行」を知っているだけで、普段聴いている音楽がもっと面白く、深く楽しめるようになるはずです。
もし私がギターを始めた時にカノン進行を知っていたら、もう少しFコードを頑張れたかもしれません(笑)
これからはCDを聴いたり、カラオケで歌ったりするときに、「あ、この曲もカノン進行かも?」と探してみるのも楽しいかもしれませんね。
[char no=1 char=”まこと(管理人)”]最後までお読みいただき本当にありがとうございました (*^◯^*)[/char]